高齢者の食事で気を付けること

  • 高齢者の食事で気を付けること

    • 食べることは健康の源であることのみならず、楽しみや生きがいにもつながります。
      高齢者が安全に、食事をするにはいくつか気を付けることがあります。まずは姿勢です。正しい姿勢を保って食べないと、食物が肺に入り誤嚥性肺炎を引き起こす可能性があります。



      高齢者が肺炎となるとかなり危険なため、肺炎を起こさないことが重要です。食べ物は重力によって食道から胃の方へ移動していきます。

      そのため、適切な角度を保つことが必要です。


      自立している方ならば、椅子にしっかり座り、背筋を伸ばします。


      車いすに座っている方は、座面がずり落ちないように、臀部を車いすの座面の奥までもっていきます。
      車いすのままテーブルに着くことが難しければ、車いすに設置できるテーブルを用意するなどします。
      ベッド上安静の方ならば、ギャッジアップをし、ベッドの上部を起こします。

      45度ほどの角度があれば誤嚥しにくいので、それ以上の角度を保ちつつその方に合ったセッティングをします。

      また食べるときに介助が必要な場合には、その方のペースを見ながら、焦らせずきちんと嚥下したことを確認してから次の食べ物を口に入れるようにします。
      次に食事の形態です。

      高齢者の場合、これはとても大切なことです。


      その方の嚥下能力、咀嚼能力などを考慮し、普通食を食べられるのかどうか判断します。


      必要であれば、小さく切ったり、きざんだりします。

      またとろみをつけると嚥下しやすくなるため、水分や必要に応じて料理にもとろみをつけます。



      お餅はのどに詰まらせやすく、よくニュースにもなりますが、つきたてのお餅だと柔らかいためにその心配も少なくなります。

      つきたてのお餅を用意したり、その方に合った大きさに切ったりすることで、お餅を食べることも楽しめます。
      さらに、入れ歯や口腔内の管理です。適切な入れ歯を使っていなければ、うまく咀嚼ができず食事もままなりません。
      体重が増減すると入れ歯も合わなくなるため、その方に合った入れ歯を使用しているのか、注意して観察します。


      入れ歯を使用中にカタカタと動いてしまう場合には、専用の接着クリームを使います。



      また定期的に歯科の受診をして入れ歯や口腔内の状態をチェックしてもらうことも必要です。

      また食事の後には入れ歯を外してしっかり洗浄し、柔らかい歯ブラシによる口腔内のマッサージやうがいも行います。

      その際、口腔内に食べ残しがないかしっかり確認します。
      さらに、内服薬の確認をすることです。

      高齢者は多種の薬を内服していることが多くあります。

      薬によっては、食べ物との組み合わせで薬が効かなかったり、逆に効きすぎてしまうことが起こるために、禁忌の食べ物が指定されています。その方がどのような薬を内服しているのか、その薬に禁忌の食べ物がないかをチェックし、該当する場合にはその食品を出さないよう、食べないようにします。
      以上のことを気を付けることによって、高齢者も安全で健康に食事を楽しめます。

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